練習用アルミクリンチャーホイールを手組み!
2/15(金)
こんにちは!
体力バカです!(´゚д゚`)
冬場は雪とかで走れないことが多いので内職…w
趣味と実益を兼ねてシクロクロス用の練習ホイールを組みました。
と言うのも10月のシクロクロス練習でCampangolo Zondaの後輪リムを凹ましてしまい、ちょっと練習用に高価なホイール使うのは止めて、壊れるのを前提にした低コストなホイールが欲しいなと考えたからです。
と言うことで今回はシクロクロス用ホイール作ります。
(パーツ選定基準)
使うパーツの条件は壊れることを前提に、安いこと(笑)と、そこそこ軽いこと、そして部品の入手性が良いことの3点!
あ、当然リムブレーキしか使っていないのでリムブレーキ用のクリンチャーです!
(リム選定)
チューブレス化等も考えましたが、結局は値段と軽量性のための少スポーク(20/27本)対応を優先してリムをチョイス!
リム : TNI AL300 (中身はKinlin XR300)
フロント/リア : 20/24ホール
このリム、リム高が30mmあるのに460gとかなり軽い…
シクロクロスでの泥や砂対策には高めのリムが有利、しかも国内通販で簡単に入手できて、さらに前後で実売 約8000円と激安!
性能には関係有りませんが(笑)、ビジュアルもかなりシンプルでよい。
ただし欠点もあって、リム幅が今時めちゃ狭い…(汗)
内幅 13.8mm、外幅18mmと今時のワイドリムのトレンドと真逆です…(;´∀`)
まあここは値段の安さを鑑みて目を瞑ることにしました…(^ー^;)
仕入れたのはこちら↓
オートリック
https://item.rakuten.co.jp/o-trick/tni127/
1本3980円、しかも送料は2本買えばタダ!(^o^)b
(ハブの選定)
ハブは無難にNovatecのA291SB-SL/F482SB-SLにしようと思ったものの、前後で10000円とかなり高い…いや軽さを考えたら十分安いんだけど…(;´∀`)
色々調べてみたら台湾のPowerwayのR13と言うハブを発見!
重量は前後でNovatec と同様に285gと超軽量なのにaliexpressで送料込で実売7000円前後と激安い!
作りも割としっかりしてそうなのでこれに決定!
仕入れたのはこちら↓
PONABET
https://m.ja.aliexpress.com/item/32837849299.html?browser_id=d28ef5a7d9424d0691a877a549f3eddf&aff_trace_key=4e90a8b23aef4b3597182bb42c538115-1644050761268-09417-UneMJZVf&aff_platform=msite&m_page_id=hsmgdofrmicazngm17ee373dddb1fc70fd651f7dfa&gclid=
価格は前後で6546円、送料495円の合計7041円でした!安い!
(スポークの選定)
スポークは価格を考えたらCX-RAYとかは絶対使えないので、丸スポーク一択。
そして色は高くても黒!
スポークの黒色は譲れない…(笑)
バテッド加工されてそこそこ軽いDT Competitionで組もうと思っていたものの、国内はパックスサイクルさんで1本173円!?
昔タキザワサイクルさんで1本80円だったような…(^ー^;)
仕方ないので海外通販も視野に入れて調べてみたら、たまたまChain Reaction Cycleでセールでスポークがめちゃ安い!
しかもさらに軽量なDT Competition Raceも激安!
と言うことで、フロントとリアの反ドライブ(反フリー)サイドはDT Competition Race、ドライブ(フリー)サイドは剛性確保と左右のテンション差を埋めるために左右異でDT Competitionに決定。
DT Competition Raceは1本40円くらい、DT Competitionは1本70円くらいと激安で買えた!(^o^)v
仕入れたのはこちら↓
Chain Reaction Cycle
https://www.chainreactioncycles.com/
(ニップルの選定)
ニップルはDT SwissかSapimが良かったのだけど値段が高いので、国内のHoshiのアルミニップルに決定!
パックスサイクルさんのAmazon支店で購入。
72個で1450円。
(トータルコスト)
結局、スポークを安く仕入れられたためトータルで18024円(予備スポークとニップル3セット込)とかなり安く上がった!(^o^)
(推定重量)
事前にカタログスペックから完成ホイールの重さを推定。
リムは1本460g、ハブは前後で285g、スポークはDT Competitionが1本 6g、DT Competition Raceは1本 5g、ニップルは1個 0.3g。
足し合わせると…約1450g!十分に軽い!
ただリム重量は460gなので、恐らく乗った感じはリム重量が近しいCampagnolo ZondaやFulcrum Racing 3あたりの1550gのホイールと同じくらいになると思われる…
(組む数)
パーツは1人分も複数人数分も仕入れる手間は一緒なので 友達にも欲しいか声掛けしたら、1件だけご注文頂く。
と言うことで2組組むことに…
(スポーク長)
スポーク長はSapimのSpoke Calculatorを始め、4箇所くらいのサイトで計算した値の平均値を使用。
大体これで毎度長さが短かすぎたり、長過ぎることはない。
リムのERDはTNIのサイトに記載の577mmを使用、ハブの寸法は乗っているサイトが少ない&サイトによって寸法が異なるため、実物を測って決めた。
(実測重量)
届いた物を一通り計量。
リムは僕用がF/R : 429/459g、友達用がF/R : 450/455g、何れもカタログスペックより少し軽めだ。
ハブは僕用(黒)がF/R : 81/213g、友達用(赤)がF/R : 68/223g、何れも若干カタログスペックより重いけどほぼ誤差レベル。
一応スポークやニップルも測ってます…w
フロントスポーク 20本 101g
フロントニップル 20個 6g
リアドライブサイドスポーク 12本 74g
リア反ドライブサイドスポーク 12本 62g
リアニップル 24個 7g
DT CompetitionとDT Competition Raceはバテッド部の細さが違って、DT Competitionが1.8mm(右)、DT Competition Raceが1.5mm(左)。
クイックリリースはハブに付属しており、僕用が前後で103g、友達用が107g。
ところで1つ気になったのが、僕用の黒ハブと友達用の赤ハブでクイックリリースの形が全然違う…(;´Д`)
黒は穴あき↓
赤は穴なし↓
これは本物の台湾Powerway製か?
もしや中華フェイク?w
(前輪の手組み)
さて材料が揃ったのでサクサク組んでいきます。
ホイールの手組みはちゃんと習ったことはなく、インターネット上の情報(のむラボさん)や、良かれと思う方法を色々考えた自己流です…(^ー^;)
フロントはラジアル組。
スポークはオーソドックスに外から内に通します。
Jベンドスポークの首はハブと擦れるのでデュラグリースを塗布。
ニップルは先を追った爪楊枝に刺して、ニップルの首にも一応グリースを塗ります。
スポーク先端は本当はスポークプレップを塗りたいのですが、高いし入手も困難なので、組む際は何も塗らず、組み上がったあとにLoctiteの243を塗ります。
ラジアル組みは簡単だし、ハブにはロゴも何もないのでバルブホールの位置も気にせずサクサク組み立てます。
テンションゲージで大体100kgfになるまで締め上げてから、縦と左右の振れ取りと、センター出しを交互にやって追い込んでいきます。
今回使ったTNI AL300 (Kinlin XR300)はかなり精度が高く、組むのがとても簡単だった。
結局スポークテンションは最終的に少し張り気味の110kgfにして完成。
(後輪の手組み)
リアは左右ともに2クロスのイタリアン組で組みます。
当初左右差のスポークテンション差を減らすために、いわゆる「のむラボ」組み(フリー2クロス、反フリー3クロス)にしようと思っていたものの、3クロスにすると安いスポークがなく妥協して両側2クロスに…w
スポークの交点はドライブ側は黒スポークだとギシギシうるさくなるので編まずに組む。
逆にドライブ側はスポークテンション低いため、あまりギシギシ言わないので編んで組んだ。
→ 後日、試走したらギシギシ言うので両側編まないように修正。
昔CX-RAYで組んだときは気にならなかったけど丸スポークはやっぱりダメだった…(汗)
イタリアン組みは外側に出るスポークが後ろに回るように気をつけながら、しかもバルブホールにスポークか被らないように組む必要があるので、最初の組み立てにめちゃ気を使う…(汗)
スポークテンションは最初締め上げすぎてドライブサイドが130kgfくらいになってしまったので、センター出しつつ110kgfに落とす…(汗)
最後にニップルにLoctite 243を塗布。
そしてハブの浸水防止のためにベアリング周りにグリースを詰めまくっておいた…(笑)
こちらはリアのベアリンググリース塗布前↓
(実測重量)
僕用 はF : 618g, R : 816g, Total : 1434g
友達用 はF : 631g, R : 820g, Total : 1451g
(決して軽い方を僕用にしたわけではありません…w)
非常に軽くできて大満足!
(インプレ)
早速ロードバイクに取り付けて試走へ。
比較対象は同じアルミホイールのCampagnolo Zonda、Fulcrum Racing 3、Dura-ace C24。
最初の漕ぎ出しは、普通のリム重量450gのホイールという感じで可もなく不可もなくな感じ…(汗)
しかしやはり高いリムハイトのせいか、30km/hを超えると少し伸びて、速度維持が少しだけ楽なような…丸スポークなのに意外!
しかしナローリムのためか、横風にはめちゃくちゃ弱くてハンドルを取られるのが弱点だ…Orz
スプリントやダンシングでトルクをガツンと掛けると剛性は比較的高め。
Dura-ace C24の比ではなく、Campagnolo ZondaやFulcrum Racing 3と同等か、フロントに関してはむしろこちらの方が硬い!
リアは手組なりの多少のもっさり感はあるものの、Fulcrum Racing 3とほぼ同等!
強いて言うとヒルクライムでゴリゴリダンシングするとリアのスポークを編んだ反ドライブサイドがギシギシ言うので、家に帰ってから編みを解消しておいた…(汗)
(まとめ)
今回は練習用としてアルミクリンチャーホイールを組んでみた。
結果、練習用と割り切れば全く文句なしの素晴らしいホイールが格安で組めて大満足!(^o^)b
最後に実測重量と値段を備忘録で載せておきます。
僕用↓
友達用↓